「ご当地」カテゴリーアーカイブ

おでんは漢字で御田って書くの知ってる?豆知識を紹介します。

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寒い季節になると食べたくなるおでん。
最近では、おでんは家の食卓で鍋を囲むものではなく、コンビ二で買って食べるという人も多くなっているようである。

このおでん、漢字に直すと御田であり、最初は豆腐田楽のことを指したそうだ。それが江戸時代ごろになると煮込むタイプの料理が出てきて、今の味噌をつけない「関東炊き」と言われる形へと変化していった。みそのかわりに辛子をつけて食べる場合もある。

おでんの具と言えば、大根、卵、こんにゃく、ちくわなどがスタンダードで、手をかけて牛すじ、餅きんちゃく、タコなどを入れる。だしは昆布や鰹節だが、練り物や肉等からでたエキスでさらに深い味わいへと変化していく。
そして、おでんは日々進化しており、洋風化も進んでいるようである。
コンビニでも売られているロールキャベツ、ウインナーの他にもトマトおでんなるレシピも生まれている。

こうなってくると、ポトフとの違いが分からなくなってくるが、だしのたっぷり染みた大根はおでんならではの特徴とも言える。
コンビニのサイトでおでんのメニューを見てみると実に沢山の具材が販売されていることが分かったが、よく見ると、販売地域が具材によって細かく分かれており、地域性が強く表れる料理であることが分かった。

中国、九州地方のみの練り物のてんぷらや、関東のちくわぶ等が代表例と言える。
冬の旅行に行った時には、近くのコンビニでおでんの中身を覗いてみるのも面白いかもしれない。
簡単で、誰でも作れるが奥が深い。そんなおでんは今日も日本全国で大勢の人に食べられているのだろう。

こんな飯は?

ポテトサラダは世渡り上手!?世界に愛されレシピは数多。

BaTOYeJCUAEcfH0ポテサラの愛称で親しまれているポテトサラダ。
これって日本の食べ物だと思っている方は多いのではないでしょうか。
実は違うんです。

その発祥は諸説ありますが、英国という説が有力なようです。
とはいえ、原料がじゃがいもと一般的であることと簡単に作れることもあり、
世界にいろいろなポテトサラダが存在しています。
ちょっとご紹介しましょう。

・イギリス風
じゃがいもは茹でるがつぶさない。適当な大きさに切る。
これをドレッシング(マヨネーズ、香味野菜、サワークリーム等)であえてできあがり。
ちなみに英国では日本でいうコメの代わりにいもを食べます。要は主食。
それもあってか、冷たいいもはあまり好まない様です。

・アメリカ風
じゃがいもを茹でるが、こちらもつぶさない。
こちらもマヨネーズやお酢、こしょうなどで和えるのですが、
アメリカ風の特徴はマスタードを入れること。
これは確かにアメリカっぽいと納得してしまいますね。

・ロシア風
これはちょっと変わっていますが、原型はポテトサラダ。
こちらもじゃがいもは茹でますがつぶしません。
特徴はその具。グリンピースやシーチキンなどを入れます。
味付けはやはりマヨネーズに塩コショウ。
ちなみにここに鶏肉が入るとオリヴィエサラダなどと呼ばれます。

・日本風
なんといってもつぶすことが特徴ですね。
ハムやきゅうりが入っているというのも、他とは違う点です。
おいしくするためにワンポイント情報がかなりの数ありました。
どれも美味しそう。

居酒屋に行ったらとりあえず頼んでしまうポテトサラダ。
簡単にできるからこそ、色々と工夫ができる。よって各地に受け入れられる。
世渡り上手な料理なのでした。

ではまた。

こんな飯は?

ハラミの名の由来。北海道では、ハラミはサガリという名で呼ばれています。

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今や焼き肉の定番となったハラミ。
とーってもおいしいので、焼き肉屋さんにいくと必ず頼んでしまいます。
脂が乗っているのに決してしつこくなく、柔らかいお肉、ハラミ。
焼きすぎないように半分レアな焼き具合でタレをつけて口に頬張れば、思わず笑顔がこぼれてしまうおいしさです。
うーん、最高ですね。

ところでこのハラミ、どこのお肉かご存知ですか?
今や大人気となっているのでご存知の方も多いかもしれませんね。
はい、横隔膜です。
横隔膜という部位なので、どこから見てもお肉な感じなのに、内臓肉に分類されることもあるそうです。
横隔膜は呼吸をするたびに動く筋肉。
あの絶妙な脂ののり具合、そして柔らかさは、動きのある部位だからこそなのかもしれません。

ハラミが焼き肉屋さんの定番になったのは、意外と最近。
ここ10年ほどでしょうか。
ちなみにこのハラミ、道産子にとっては長年なじみのあるお肉であり、なじみのない聞き慣れない肉です。
どういうことかというと、北海道では、ハラミはサガリという名で呼ばれていて、
かなり昔から焼き肉の定番として人気があるお肉だったんです。

ハラミの名の由来は、その名の通り腹の身(肉)ということから。
そしてサガリの名の由来は、お腹の部分に下がっている部位(横隔膜)ということからです。
ですから、東京などで焼き肉屋に道民が行くと、大好きなサガリがないのに衝撃を受け、
そしてハラミという名の謎の肉に疑問を抱き、
サガリは道外ではハラミと呼ばれるという事実に再び衝撃を受けることになります。

でも、呼ばれ方は違ってもおいしいお肉には変わりない。
やっぱり、ハラミは最高です。

こんな飯は?

肉まん、いいえ、大阪出身の私にとってはそれは豚まんです。

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肉まん、いいえ、大阪出身の私にとってはそれは豚まんです。
それも551蓬莱の豚まん。

おやつとしてというより、休日のお昼ご飯としてよく食べていました。
中身の餡はもちろん、外側の皮もおいしく餡とのバランスがなんともいえません。
私はカラシを多めにつけるのが好きです。実家ではカラシ醤油にして食べていました。
実は、551の豚まんは新鮮さを保つため大阪を中心にしか店舗がなく、東京では食べられないのです。

大阪に住んでいた時は当たり前の存在でしたが、上京して1年弱。
突然食べたくなってしまったのです。
しかし、東京では手に入りません。
たまに蓬莱の豚まんが売っていますが、551ではないのです。
私が食べたいのは551の豚まん。

少しでも欲求を満たそうと、コンビニの肉まんや中華の有名店の肉まんも食べました。
それはそれでおいしいものですが、何かが違うのです。
やはり、私が食べたいのは551の豚まん。

こうなったら冷凍のお取り寄せしかないと思っていたところ、渋谷の百貨店で大阪物産展が催されることになり、551も出展するという情報を耳にしました。
早速行くと、職人さんごと上京して大阪のお店と同様、店頭で豚まんを作っていました。
行列に並び、カラシを多めにもらって買ってすぐその場で食べました。
これです、私が求めていたのは。

まさか東京でできたてほかほかの551の豚まんが食べられるとは思ってなかったです。
渋谷の真ん中で故郷を感じた瞬間でした。

こんな飯は?