手巻き寿司の歴史は江戸っ子の歴史。でも実は東南アジア出身です!

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かいわれ巻き巻き ねぎとろ巻き巻き 巻いて 巻いて 手巻き寿司〜♪
このフレーズのメロディーがさっと浮かぶあなた、年齢お察しします。
(これはミツカン酢のCMで、とんねるずが出演してました)

たまたまこの音楽をYou tubeで見つけたので、本日は手巻き寿司を掘ってみることに。

お寿司の一つである手巻き寿司の発祥。
それは江戸時代にまでさかのぼります。
当時の賭場である鉄火場。
江戸っ子は何かとせっかち。
ましてや賭場での一秒はそのまま収益にかかわる。
ここで急いで稼ぐために食事などはぱっと済ませたい。

そのため手を汚さずに(海苔のおかげ)手軽に食べられる食べ物が求められ、出てきたのが手巻き寿司です。
ご存じのとおり、別名鉄火巻きとも言いますよね。

ちなみに、感情をモロにだした獰猛な人が集まる場ということで、
熱い鉄になぞらえて鉄火場といわれています。

ところでこの手巻き寿司が流行ることに、海苔が一役かっております。
もともと海苔自体はありましたが、四角い板海苔が登場しました。
この四角い海苔によって巻きずしが簡単に作られることとなり、一般庶民へと広がりました。

寿司自体のルーツは東南アジアだといわれています。
それは、BC400年ごろ。
保存食として水産物を塩漬けにして数か月発酵させたのがその始まりです。
それらが中国・韓国経由で奈良時代に日本に入ってきたのです。

江戸時代のせっかちさが生んだ寿司という日本を代表する食べ物。
それも今やゆっくりしっぽりと食べる高級品。
おにぎりが高級品になる日もくるのかも 笑

ではまた。

こんな飯は?

2月14日ってただのチョコレートの日じゃないかと思う今日この頃。そんなチョコの作り方と、ふと思うこと。

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2月14日。それは世にも奇妙なイベント(主観たっぷり・・)、バレンタインデー。

浮足立つ人、足が浮いているけど人には見せないようにする人(勝手にドラえもん族と命名)、忙しくて本当に気づかない人。
世の中にはこのイベントに対してそれぞれ色んなスタンスで臨んでいることでしょう。

そんなチョコレートの箱をまじまじと見ていると、原料はカカオ豆と書いてある。
うん、知ってる知ってる。

・・・・

あれ、でもどうやって豆から作るんだろう?
納豆が大豆からできているのは納得できるけど・・。

ということで、今日はチョコレートの製法について調べてみました。

簡単に書くと、カカオ豆は下記のような変遷をたどり、チョコレートへと変化します。
カカオ豆
↓①焼く、抽出
カカオニブ
↓②配合、粉砕
カカオマス
↓③混合(砂糖、カカオバターなど)、粒子を細かくして安定化
チョコレート

チョコレートはほんとうにいろいろな工程を経てできています。
その工程すべてにノウハウがあり、それらの組み合わせで様々なチョコレートが生まれます。

ちなみに、カカオマス=ビターチョコレート。
チョコレートのビターというのは風味程度の意味で、本当のビターチョコレートはそのままだと正直苦くて食べられません。

また、上記カカオマスからの矢印において、カカオバターと残りカスが別途分離されています。
このカカオバターで作るチョコレートがホワイトチョコレート。
残りカスはココアパウダーです。

このように、カカオ豆はそのほとんどを使用でき、人間社会の中では非常に優秀な食材といえますね。

ただ、原料のカカオ豆の栽培農家(アフリカ)では子供を労働力として使用している農家が山ほどあります。そういった子供たちは過酷な状況で働かされてしまい、また、教育も受けられません。
そういった農家を取り締まる国際機関があったり、チョコレートメーカーが原料選定の基準の一つにしたりしてそういった子供を増やさないようにしているそうですが、まだまだそういった農家は存在するそう。

私達が見ているのはしっかりと成形をされた完成品のみ。
それができるまでにどんな工程を経ているのか。
おいしいチョコレートを心からおいしいと思えるためにも、そういった点も一つの選定基準として商品を選ぶということが、知識のある先進国の人たちには求められているのかもしれません。

重いまま終わるのは何なので。
今回のバレンタインでひょんなことからROYCEの生チョコを食べました。
白州18年が練りこまれているのですが、これ、めっちゃウマい。
確か16切れ入っていたと思いますが、一人で一気に全部食べられそうなくらいに味がほどよい。
限定品のようで今手に入るかはわからないんですが、機会があればぜひとも。

ではまた。

こんな飯は?

小麦の無限の可能性。ねぎ焼き、お好み、とん平焼き!レシピの違いで七変化!

BaKYOeGCYAAIqmtねぎ焼きとお好み焼きの違い。
みなさんはご存知ですか?
そう、中身が全然違うんです。

料理自体は関西ご出身のようで、関東出身の私としてはこの名前になじみがありませんでした。
ですが、社会人になり夜の機会が増えるとたまに耳にするようになり気になってきて・・・
いつもの如く調べました。

その違いは、名前の通り具にあります。
お好み焼きは主にキャベツ主体。
片やねぎ焼きはキャベツではなくねぎ主体。
また、筋煮込み(こんにゃく入り)を使うのも特徴の一つ。
そして味付けにも大きな違いがあります。
それはしょうゆを使っていること。
この組み合わせになると、お好み焼きとの違いを容易に想像できますね。
同じ哺乳類(生地が小麦粉)だけど、犬と猫の違いみたいな。

ただ、ねぎとキャベツの愛称も悪くなくそれぞれにいい味を出すことから、
お店によってはキャベツと半分ずつにしたりと、いろいろなバージョンで楽しまれております。
このあたり、小麦粉の偉大さを感じますよね。

なお、このねぎ焼きの発祥は大阪のとあるお好み焼きやさん。
「ねぎ焼き」という単語は商標登録をされております。
もともとは店主が我が子に食べさせるために作っていたのですが、
それ美味そうやんけ!というお客さん(イメージ昼間から飲んでそう)がリクエストしてメニューになったそう。

ちなみに、同じ哺乳類として中身が豚バラになり卵のふたが閉じられると、とん平焼きに(味付けはソース)なります。

小麦粉はうどんになったり、パンになったりと主食として優等生。
そのまま食べられないのがたまにキズですが、そのバリエーションの多さには可能性を感じます。

無限の可能性で私たちに夢を与えてくれる小麦に感謝!

こんな飯は?

おふくろの味、牛すき煮。「今日のおかずは牛すき煮よ~」(母)/「すき焼きにせーや!」(私) 今日も日本は平和です。

BaKegaLCQAApF7W - コピー牛すき煮、それはおふくろの味。
これは勝手な私の考えですが、みなさんはいかがですか?
今日はそんなおふくろの味にロックオン。

まずもって牛すき煮って何なんでしょう?
すき焼きと何が違うの?
ええ、これらはほぼ同じです 笑
地方によって呼び方が違うだけで、作り方などに大きな違いはありません。
すき焼きは最初に肉を焼きますが、野菜からでた水分で結局煮込みます。
ということで、今日のほりほりは終了!

・・・

いやいや。
牛すき煮が深堀りできないならすき焼きを深ぼってやろうじゃないか!

ということで、すき焼きを一生懸命掘り返そうと思います 笑

すき焼きというのは薄めに切った肉などを底浅の鉄鍋などを用いて焼いて煮る料理。
砂糖やしょうゆを使って甘辛に仕上げるのが特徴ですね。

このすき焼きという言葉のルーツには諸説あります。
たとえば「杉やき」。
これは魚と野菜を味噌煮にした料理のようですが、すでに17世紀から存在。
他には「鋤(すき)やき」。
鋤とは土を掘り返す道具ですが、古くなったこの道具でいろいろな焼き物をするという料理を鋤やきと呼んでいました。
その後、19世紀中ごろに横浜港が開き、外国人の食肉文化が国内に入ってきました。
そして1862年に飲み屋だった伊勢熊が店内に牛鍋エリアを作り提供を開始したのが、現代すき焼き食の始まりといわれています。
ただし、「すき焼き」という言葉が使われていたのは関西。
横浜と同様、神戸も開港をしており、こちらでも同じように肉食文化が発展します。
同じように牛鍋を提供する店が登場し、そちらでこの「すき焼き」という言葉が使用されていたようです。
残念ながら紹介をした杉焼きや鋤やきとの関連性はありませんが、最初に焼くという工程を挟んでいることからも、延長線上にすき焼きが見えることは容易に想像できます。

その後各地へ拡散していき、各地の食材や文化を纏った独自のすき焼きへと進化を遂げます。
たとえば北の方では牛肉ではなく豚肉を使うことが一般的だったり。

何世代にもわたってその姿を変えながら伝わってきたすき焼き。
本当に多くのヒトがすき焼きを現代に伝えてきたんですね。
そのふるいに残ったということは、やはり日本人が好きな味。
日本人自体のおふくろの味なのかもしれません。

ではまた。

こんな飯は?

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