牛フィレ&フォアグラ。語源も由来も知らぬれど、値段の高さはお墨付き。フィレってヒレとは違うのか?

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今回のお相手はおっ高そーなこの2品。

結婚式か大事な人とのおデートか。
一般ピーポーが一生の内に何度も口に運ぶ食事では有りません。
ですが、それが何かを知ることにお金はかかりません。
ということで、フィレとフォアグラを芸能人の経歴をチェックするような感じで調べます。

まずはフィレをエスコート。
フィレは”Fillet”と書きます。
フィレとヒレは同じ意味です。
部位でして大腰筋のこと。
あまり動かないので、柔らかい。
ちなみにこの語源、なんと魚の切り身です。
え?
牛肉なのに魚て・・??
そう、日本のお肉において部位を表す言葉は結構あいまいです。
例えば、ロース。これは”roast”が語源だそうですが、その意味は肉を焼くこと。
焼き肉って、みんな焼き肉やん!
とはいえ、ローストするのに適した肉、ということでロースがロースになったそうな。
フィレがなぜフィレになったかは不明でしたが、フィレが細分化されることはわかりました。
トゥールヌドー(もしくはメダイヨン)、シャトーブリアン、ミニヨン。
シャトーブリアンはたまに聞きますが、その他は中々聞いたことが無いかと思います。
もしや高いお店では良く聞くのかしら・・・。

お次のお相手はフォアグラ。
フォア=肝臓
グラ=太った
由来はそのままですね。
良く知られている通り、フォアグラは太らせたガチョウの肝臓。
世界三大珍味であり、とても高貴なお方。
高貴に恥じぬ歴史を持っており、なんと5000年も前から存在しています。
越冬のためにナイル川へわたってきた野生のガチョウを当時のエジプティアンが捕獲。
いつものように食べてみるとあらびっくり、うまいじゃないか!となりました。
長距離飛行に耐える為に肥やされたことに気づき、ここから人為的にガチョウを肥やす習慣が始まりました。
「人為的に」という行為は少し虐待の面が見られるかと思いがちですが、
元々は生存のために動物が身につけた知恵だったのですね。

ということで、方やぼんやり、方や自然の摂理に触れるという結果となりましたが、
どちらも美味いことには変わりがない。
また食べられるそのときを楽しみに、日々慎ましく生きて参ります。

ではまた。

こんな飯は?

私にとって「おふくろの味」といえば卵焼き。甘さと塩気がいいバランスです。家によって全然味が違いますよね。

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「おふくろの味」といえば、みなさん何を想像しますか?お味噌汁・肉じゃが・カレー・おにぎり・・・たくさんあるでしょうが、私は卵焼きです。(これもまた定番ですが。
作る人によって本当に卵焼きは全然違います。昔、友人の家にお邪魔して、お昼をごちそうになった時、卵焼きがでてきました。卵焼きが大好きな私は喜んでひとつつまみました。そして私は愕然としました。

私の中の卵焼きは母の味、甘さと塩気がいいバランスでとれている卵焼きのことでしたので、友人の作る卵焼きは塩オンリーの味付けは衝撃でした。
それはそれで美味しかったのですが、私は母の味を恋しくおもいました。やはり戻ってくるところは母が作ってくれた卵焼きなのです。

しかし残念なのは、私が母の味を再現できないことです。何度作っても作り方を聞いて同じ作り方をしても、母の味とは違う卵焼きになってしまうのです。
焼き加減や味、やはり目分量なので難しいです。私は今でも、私の作る卵焼きは一味なにかが足りないと思っていますし、

当分は母の味を再現できないでしょう。でもふとした時に、食べたいなぁと切なくなってしまいます。たかが卵焼きと思われようと私には大事な思い出の一品なのです。

こんな飯は?

絶対美味い牛タンシチューオムライス。やはりふわとろオムライスは洋食屋が一番。

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ふわっふわのお店ででるようなオムライス。家ではやはり作れませんね。半熟にすると形が崩れてしまったりするので、私はもっぱらオムライスは外食派です。
そこで私が今まで食べたオムライスで一番美味しかったのが、青森県八戸市にある「チャペル」というお店のものです。

小さい洋食屋さんで、昔ながらの喫茶店を連想される落ち着いた雰囲気。
ふわっふわのとろっとろ。卵を何個使って何をいれればこんなに絶妙な卵加減になるのだろうと毎度思います。

そしてデミグラスソースがまわりにかかっているのですが、少し濃い目のソースがよく合います。
食べてみるのが早いと思いますが、地方なのであまり知られていないのがもどかしくもあります。
ノーマルのオムライスも美味しいですが、「エビマヨオムライス」と「牛タンシチューオムライス」がおすすめです。

「エビマヨオムライスは」ノーマルのオムライスの上に大きいぷりっぷりのエビのフリッターみたいなものが乗っています。そして少しだけぴりっとしたソースがかかっていて
デミグラスソースともよく合うんです。エビ好き必見です。

「牛タンシチューオムライス」はほろほろ柔らかく煮込んだ牛タンがたっぷり。
ここの料理はボリュームがすごいです。どの料理も女性には少しおおめかもしれません。その場合は少なめでとオーダーするとすぐにそうしてくれます。
小さいお店ならではの、店員さんの気さくさもいい点です。ぜひ一度足を運んでみてください。

こんな飯は?

オムライスの起源と種類。アレンジされ続け多様化してますが、やっぱり基本のオムライスが好き。

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オムライスが嫌いという人は、あまりいないのではないでしょうか。
お子様ランチでも定番で、ハンバーグ、カレー、ナポリタンスパゲティと並ぶ子どもの好物の1つ。
こういう子どもの時に好きだった食べ物って、大人になっても安心できるおいしさという気がします。

近年は、“とろとろ”、“ふわふわ”の卵にデミグラスソースがかかったものが主流になりつつあります。
オムライスの歴史を少し調べてみると、意外にも「和製洋食」、日本で生まれた洋食のようです。
こうしてみると、カレー、ナポリタン、あんぱん…等々、洋風のものが入ってきた時代の日本って、本当にアレンジが上手だったのだなぁ~と感心させられてしまいます。
 
外国から入ってきたそのものの味では、日本では受け入れられなかったり、一時的に食べられても流行で終わってしまっていたかもしれません。
でも、手を加え日本風にアレンジすることで、元の料理とは別物の日本独自の洋食を作っていった・・・そんな活気ある時代背景まで感じられる気がします。
 
オムライスは今日に至ってもアレンジされ続け、多様化しています。
先に書いた“ふわとろ”以外にも、明太子や大根おろしなどを乗せた和風のものや、クリームソースやカレー・シチューソースをかけたもの、具もチキン以外に海老を入れたり、コロッケやハンバーグ、カツなどをトッピングとするもの・・・といった具合に、どんどん豪華になっています。

オムライスと一口にいっても、これだけバリエーションが多いので、いろいろな味わいを楽しむことができるのが、今日のオムライスの特徴と言えそうです。

ただ、最近あるテレビ番組の中でも話題に上っていたのですが、オムライスが多様化している昨今にあっては、ケチャップライスを卵で包み、トマトソースがかかっているという基本のシンプルなオムライスがメニューにないお店もあるのです。

さまざまなオムライスがあり、日によって気分によって選ぶことができるのは楽しいのですが、やはりある一定の年代以上の人たちにとってはオムライスはケチャップのきいたチキンライスを卵でくるんだ、 あの単純で、だからこそ力強い味わいのオムライスこそが“オムライス”という気がするのです。

変わり種のオシャレなオムライスも良いですし、職人技を凝らしたふわとろも、もちろんステキです。でも、巡り巡って、やっぱり私が食べたいオムライスはお家でお母さんが作ってくれた、チキンを入れてケチャップで炒めたシンプルな基本のオムライスです。

卵もふわとろでなくてもいいのです。
薄くてもちょっと固くても、あの黄色い玉子焼きに包まれたオムライスを見るだけで、いくつになってもちょっと心が躍るのです!あれこそが安定のおいしさ。

だから、どうかレストランやカフェでも、基本のオムライスは忘れず外さず、メニューに入れておいてくれたらなぁ~と思います。
こういうお客さん、他にも結構いるような気がしますが、
みなさんの周りはどうでしょうか?
オムレツ論争、繰り広げてみるのも楽しいかもしれません♪
(結構、年齢で好みが出ちゃったりして…(;^_^?)

こんな飯は?

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