オムライスの起源と種類。アレンジされ続け多様化してますが、やっぱり基本のオムライスが好き。

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オムライスが嫌いという人は、あまりいないのではないでしょうか。
お子様ランチでも定番で、ハンバーグ、カレー、ナポリタンスパゲティと並ぶ子どもの好物の1つ。
こういう子どもの時に好きだった食べ物って、大人になっても安心できるおいしさという気がします。

近年は、“とろとろ”、“ふわふわ”の卵にデミグラスソースがかかったものが主流になりつつあります。
オムライスの歴史を少し調べてみると、意外にも「和製洋食」、日本で生まれた洋食のようです。
こうしてみると、カレー、ナポリタン、あんぱん…等々、洋風のものが入ってきた時代の日本って、本当にアレンジが上手だったのだなぁ~と感心させられてしまいます。
 
外国から入ってきたそのものの味では、日本では受け入れられなかったり、一時的に食べられても流行で終わってしまっていたかもしれません。
でも、手を加え日本風にアレンジすることで、元の料理とは別物の日本独自の洋食を作っていった・・・そんな活気ある時代背景まで感じられる気がします。
 
オムライスは今日に至ってもアレンジされ続け、多様化しています。
先に書いた“ふわとろ”以外にも、明太子や大根おろしなどを乗せた和風のものや、クリームソースやカレー・シチューソースをかけたもの、具もチキン以外に海老を入れたり、コロッケやハンバーグ、カツなどをトッピングとするもの・・・といった具合に、どんどん豪華になっています。

オムライスと一口にいっても、これだけバリエーションが多いので、いろいろな味わいを楽しむことができるのが、今日のオムライスの特徴と言えそうです。

ただ、最近あるテレビ番組の中でも話題に上っていたのですが、オムライスが多様化している昨今にあっては、ケチャップライスを卵で包み、トマトソースがかかっているという基本のシンプルなオムライスがメニューにないお店もあるのです。

さまざまなオムライスがあり、日によって気分によって選ぶことができるのは楽しいのですが、やはりある一定の年代以上の人たちにとってはオムライスはケチャップのきいたチキンライスを卵でくるんだ、 あの単純で、だからこそ力強い味わいのオムライスこそが“オムライス”という気がするのです。

変わり種のオシャレなオムライスも良いですし、職人技を凝らしたふわとろも、もちろんステキです。でも、巡り巡って、やっぱり私が食べたいオムライスはお家でお母さんが作ってくれた、チキンを入れてケチャップで炒めたシンプルな基本のオムライスです。

卵もふわとろでなくてもいいのです。
薄くてもちょっと固くても、あの黄色い玉子焼きに包まれたオムライスを見るだけで、いくつになってもちょっと心が躍るのです!あれこそが安定のおいしさ。

だから、どうかレストランやカフェでも、基本のオムライスは忘れず外さず、メニューに入れておいてくれたらなぁ~と思います。
こういうお客さん、他にも結構いるような気がしますが、
みなさんの周りはどうでしょうか?
オムレツ論争、繰り広げてみるのも楽しいかもしれません♪
(結構、年齢で好みが出ちゃったりして…(;^_^?)

こんな飯は?