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フライドポテト〜じゃがいもスターへの道〜 ベルギー出身の田舎者ははるばる海外で一躍スターに。今はマクドナルドで隠居中。

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みんな大好きフライドポテト。
今回はフライドポテトをむさぼりつつー、
夜のルーティーンワークもさぼりつつー、
ブログを書いてみます。

フライドポテトはその調理法からも察するに広く一般に登場するのは近代です。
元々はベルギーが発祥のよう。
ベルギーの漁村では採れた魚は揚げ物にして食べていたのですが、
冬期は川が凍り付き漁が出来ません。
そのため、あげるという調理法を活用するべく白羽の矢がたったのがポテイトでした。

この揚げポテイトうまいですっ、サー!
といってヨーロッパに派遣されたアメリカ兵が国内に持ち帰りました。
ちなみに、ベルギー人はフランス語を話したので、フランスのポテイト料理だと思い、
フレンチポテトとも呼ばれておりました。

ただ、フライドポテトが広まるのは第二次世界大戦後の1950年代。
これまでは、うめーっすけど、商業とかにはなんないですよね、サー!?
ってな具合にそのなりを潜めておりました。

1950年代にアイダホの大農家が加工食品の技術、特に冷凍(これは加工・保存=冷凍庫の両面の)技術が急速発達し、
フライドポテト自体を加工した状態で一般へ販売することが出来るようになることで、
この事業は大成功、フライドポテトも広く一般に知られることになりました。
1950年代は加工食品の黄金時代と呼ばれ、冷凍食品がアメリカではブームになりました。
フライドポテトは大量に、安価に、かつ簡単に作ることが出来るため、
アメリカにもなじむのが早かった。
それはそれは儲かったでしょう。。

そんなフライドポテト、
ファストフードだとやっぱりマクドナルドのがおいしいと思いませんか?
私はその油にヒミツがあるんじゃないかと予想していたのですが、どうやら正解でした。
7%が植物油、93%が動物油。
動物油の分量が多いことに、あのくせになる味のヒミツがあったんですね。

ちなみに、私がこれまで食べた中で一番おいしかったのは、
新潟の「きぐち」という居酒屋のフライドポテトです。
ここのフライドポテト、たっまらなくホクホクするんですよ。
口の中に入れるとホクホク、ホロッ、ホロホロ、ホクッ。
なんとも止められず、人生で初めてフライドポテトをおかわりしました。

今まで体験したことのないホクホク感が待っていますので、新潟に寄られた際にはぜひとも。
ここは他の料理もとてもおいしいですよ。

ではまた。

こんな飯は?

牛フィレ&フォアグラ。語源も由来も知らぬれど、値段の高さはお墨付き。フィレってヒレとは違うのか?

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今回のお相手はおっ高そーなこの2品。

結婚式か大事な人とのおデートか。
一般ピーポーが一生の内に何度も口に運ぶ食事では有りません。
ですが、それが何かを知ることにお金はかかりません。
ということで、フィレとフォアグラを芸能人の経歴をチェックするような感じで調べます。

まずはフィレをエスコート。
フィレは”Fillet”と書きます。
フィレとヒレは同じ意味です。
部位でして大腰筋のこと。
あまり動かないので、柔らかい。
ちなみにこの語源、なんと魚の切り身です。
え?
牛肉なのに魚て・・??
そう、日本のお肉において部位を表す言葉は結構あいまいです。
例えば、ロース。これは”roast”が語源だそうですが、その意味は肉を焼くこと。
焼き肉って、みんな焼き肉やん!
とはいえ、ローストするのに適した肉、ということでロースがロースになったそうな。
フィレがなぜフィレになったかは不明でしたが、フィレが細分化されることはわかりました。
トゥールヌドー(もしくはメダイヨン)、シャトーブリアン、ミニヨン。
シャトーブリアンはたまに聞きますが、その他は中々聞いたことが無いかと思います。
もしや高いお店では良く聞くのかしら・・・。

お次のお相手はフォアグラ。
フォア=肝臓
グラ=太った
由来はそのままですね。
良く知られている通り、フォアグラは太らせたガチョウの肝臓。
世界三大珍味であり、とても高貴なお方。
高貴に恥じぬ歴史を持っており、なんと5000年も前から存在しています。
越冬のためにナイル川へわたってきた野生のガチョウを当時のエジプティアンが捕獲。
いつものように食べてみるとあらびっくり、うまいじゃないか!となりました。
長距離飛行に耐える為に肥やされたことに気づき、ここから人為的にガチョウを肥やす習慣が始まりました。
「人為的に」という行為は少し虐待の面が見られるかと思いがちですが、
元々は生存のために動物が身につけた知恵だったのですね。

ということで、方やぼんやり、方や自然の摂理に触れるという結果となりましたが、
どちらも美味いことには変わりがない。
また食べられるそのときを楽しみに、日々慎ましく生きて参ります。

ではまた。

こんな飯は?

同じ店でも美味い時間とまずい時間がある。よく行くお店の性質を見極めることが大事。

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我が家では、家族でよくイタリアンレストランに食事に行きます。
子供たちだけと行くときと、主人も一緒の時とあり、子供たちと私で行くのはだいたい昼間、家族全員でいくのは夜ときまっています。

そこのパスタがとても気にいっていて、いつもダブルサイズを頼むのです。しかし、時々、「あれ、味にコクがない」というパスタに何度か、遭遇しました。
しかも、それは子供と行く時の現象です。すなわち、昼間。夜、伺う時には、そういうことがありません。

つまり、昼と夜のシェフが違うということですよね。何度か体験して、ようやく、舌でそのことを覚え、昼は残念ですが、うかがわず、夜に行くことにしています。

ところで、子供に家のパスタも同じようにつくってほしいと言われます。プロの味、無理に決まってるじゃないですか。
私なりに工夫していますが、できるパスタはもったく素人のパスタ、別ものです。ちょっと前に、よいこの有野さんが、とまと料理の時に、洋がらしを入れると味が引き締まるといっていたので、私も試しに入れてみました。
すると、味に深みが出て、以前よりは子供も食べるようになりました。パスタって難しい。それこそプロに教えてもらって、家庭でも食べられるようになったらうれしのに。願望です。

こんな飯は?

日清のカップヌードルシーフードにマヨネーズを入れてみて。クリーム系のパスタのような感覚で美味しい。最後はリゾットに。

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日清のカップヌードルといえばインスタントカップラーメンの中でも超メジャーな存在ですが、今回はシーフードヌードルにスポットをあててみました。
日清のHPの商品紹介では、魚介の旨みと白濁スープで独特のコクを出していると書かれていますが、私はここにマヨネーズを投入します。
今ではマヨラーと呼ばれる人達の中では普通の食べ方かもしれません。

マヨネーズを投入するタイミングですが食べる直前にカップの一周ほど投入します。
スープが白いので自然に混ざり合います。
最初この食べ方を友人から聞いた時はくどくて気持ち悪いんじゃないかと思いましたが、塩味がベースのスープにコクがでて美味しいんです。
マヨネーズが好きな人にはたまらない味です。

少しクリーム系のパスタのような感覚にも似ています。いつも私はBIGサイズを食べているので、普通サイズを食べる方はカップ半周くらいがちょうどいいかもしれません。
なぜBIGサイズを食べているかといえば残ったスープにご飯をいれてリゾットのようにして食べるからです。カップラーメンにマヨネーズ、さらにご飯なんてカロリーはとんでもないことになってそうですが・・・
ご飯も普通のご飯を入れても美味しいですが、エビピラフなどをいれるとよりリゾット感がでて美味しいです。

こんな飯は?