究極のご当地ラーメン、竹岡ラーメン。房総半島は富津市の竹岡地区に端を発するかなりマイナーな麺。

2013-01-04 10.21.41
全国津々浦々にご当地ラーメンと名のつくものは数多数ありますが、その中でもかなりのマイナーな部類に入るのが、房総半島は富津市の竹岡地区に端を発する、その名も竹岡ラーメンと言えるでしょう。
竹岡ラーメンは、富津市竹岡にある梅乃家という店から端を発しています。ここから富津・木更津・君津など、ごく限られた範囲で竹岡ラーメンを称する店がありますが、本当の意味での竹岡ラーメンは、この梅乃家のみと言ってもよいでしょう。

その秘密は作り方にあるのですが、普通のラーメンではまず使用することのない乾麺を使用し、スープはチャーシューの煮汁をお湯で割っただけと、いたってシンプルで、そこに具材として大量のチャーシューと薬味のたまねぎが乗ります。おそらく本当の意味で梅乃家と同じ形で作っている店というのは存在しないのではないでしょうか?

元々は漁師町だった竹岡地区、漁に出て冷えた体を温めるべく、漁師の妻たちが大量においしく暖かいものを簡単に提供できるということで、この竹岡ラーメンができたそうです。開店時間も朝は10時からで普通の飲食店より早めで、働いている方が近所の奥様方中心である等々、そのころの名残があるものと思われます。

今ではこの梅乃家、休日ともなれば開店前から待ち客が出るほどの盛況ぶりです。ここでしか食べられない竹岡ラーメン、ラーメンが好きならぜひ一度は食べてみたいものです。

こんな飯は?