甘栗。一般的には天津甘栗と呼ばれます。名前からも中国産ですね。
でも国産の栗もございます。そして欧州産も。
世界の栗はざっくりと分けると、この3種に分かれます。
しかし、実は国産の栗だけ仲間はずれ。
というのも、渋皮が欧州・中国産に比べて異様に剥きづらい。
それは実と渋皮の間にフェノールという化合物があるため。
工業的には超重要な化学品ですが、栗の間にあるとただの邪魔者。
この渋皮が剥きづらいという特性がじゃまをして、国産の栗の甘栗はほぼ流通しません。
ちなみに甘栗の作り方は、砂の中で煎り、程よく熱が通ったらゴマ油と砂糖をかけて再度煎ります。
あ、間違っても鬼皮に切れ目を入れることを忘れずに。
穴があいていない状態で熱すると、爆発して栗まみれになりますのでご注意を。
今回は自然の甘さを大切にした甘栗の作り方です。
我慢が導く甘さにあなたも驚くことでしょう。
■まず、栗を全て袋にいれ、可能であれば3週間程度冷蔵庫で寝かせる。
■鍋にお湯を沸かしたら、栗を取り出して入れ30分程度おく。
■取り出すと鬼皮が柔らかくなっているので、お腹の部分に包丁の根元で割れ目を作る。
■弱火にしたグリルで10分強焼いたら味見をし、適当な焼き加減になるまで焼く。
■軍手をはめ暖かいうち渋皮までむいたら完成!
+寝かすほどに甘くなるので、我慢出来るだけ冷蔵庫に入れておくのがベターです。
こんな飯は?
- 美味しいお店紹介!ステーキにせいろ蒸し、だんごにバターどら焼き
私が好きな食べ物をご紹介します。橙というお店の、角切りステーキは、本当… - サイコロステーキ‐よく焼きのススメ‐
今日は皆大好き、ステーキについてほりほり(嫌いな方々、すいません…)。 … - とろけるように柔らかいコスパ高わらびもち!
風光明媚な風景や寺院、神社などどの季節に訪れても日本人の心をくすぐる京… - 普段は白玉あんみつで、ちょっと特別な日には白玉クリームあんみつ。和スウィーツがおいしい
和スウィーツおいしいですよね。抹茶ロールケーキや、いちごクリーム大福や… - 杏の仁。そのままでは食べられないから、杏仁豆腐にするのだな。
杏仁ってなんでしょうか? 「杏」はもちろんあんずのことですが、「仁」と…