オクラ納豆

オクラは日本の野菜じゃないんです。なぜか古くから日本にあるように思われてます。

オクラ納豆

「オクラ」というとなんとなく語感から日本語のように思えるかもしれません。

ところが実は「okra」という英語をそのまま言っているだけです。

もっとも英語のネイティブスピーカーに発音してもらうと「オックラー」という感じでしたが。

 

オクラが日本に入ってきたのはアメリカからですが、原産地はアフリカの北のほうとのこと。

アメリカで栽培されるようになったのは、アフリカからの奴隷が育て始めたのがきっかけだったようです。

日本に古くからあるイメージを持っている人も多いと思います。

しかし、沖縄や鹿児島など一部の地域を除いて日本全国に普及したのは昭和50年代ぐらい。

つまり、わりと新しい外来野菜なんですね。

 

私は沖縄に住んでいたことがありますが、熱帯原産の野菜だけあって沖縄のオクラは大きくてとてもおいしい。

本土では10cmに満たない八角形のものしか見られませんが、沖縄には丸くて10cm以上あるものや、赤銅色というか、ちょっと暗い赤の品種も売られています。

オクラを刻むと出てくるねばねばは食物繊維で、コレステロールを減らす効果もあるとのこと。

私が好きなオクラの食べ方は、生のまま細かく刻んだものをさらに叩いて粘りを強く出し、納豆にまぜてご飯に乗っけるというもの。

暑い季節にはめんつゆに刻んだオクラを混ぜてそうめんや冷麦を食べるのも好きです。

もう一つ、インド料理の本に出ていた料理もよく作ります。

細切りにしたたまねぎをじっくり炒め、オクラを加えてスパイスを加えるというカレー風味。

なぜかオクラが日本の野菜だと思っている人に教えると意外そうな反応が返ってきますがオクラとカレー味はよく合います。

こんな飯は?