寒ブリってのは別にブリに変わりはありません。
ですが、ただのブリではない。
特に12月~2月にかけて獲れる、
産卵という一大イベントを前にもっとも脂をのっけたブリなのです。
なので、通常の時期のブリよりもおいしいわけです。
ブリは俗に言う出世魚でして、その別称は10以上。あだ名多すぎ(笑)
時期×地方の掛け算でこんなにも増えてしまった様子。
有名どころで言えば、ハマチやワラサなどでしょうか。
日本海沿岸での漁獲が多く、富山湾などでは王者と呼ばれます。
氷見ブリとも言われますね。しかし湾の覇者になるとは・・。
もしあなたがおいしそうなブリを手にしたら。
そのまま刺身も美味しいですが、ぜひともカルパッチョに挑戦してください。
さっぱりすだちしょうゆで食べるカルパッチョ、
ブリの脂と調和してこの上なくまろやかな味が体験できることでしょう!
寒ブリ刺身 適量(10-15切れくらい)
玉ねぎ 半分
カイワレ 50g
しお 適量
粗挽き黒こしょう 適量
しょうゆ
オリーブオイル
すだち 1個
(しょうゆ:オリーブオイル:すだち汁=1:1:1)
■玉ねぎを薄く切って30分程度水にさらしておき、しっかりと水気を切っておく。
■寒ブリはサクを買ったなら切っておく。
■カイワレは根元を切り落とし、軽く水洗いする。
■しょうゆ、オリーブオイル、すだち汁をよく混ぜ、ドレッシングを作る。
■まずお皿に玉ねぎをしき、寒ブリをしく。
■カイワレをのせてドレッシングを回しかけたら完成!
+ドレッシングはしょうゆの量を調節して好きな濃さに調節してください!
こんな飯は?
ほしあわびってなんでしょ?
ほしあわびとは、とれたあわびの殻をとり、茹でた後に天日干ししたものです。
一回茹でるのは洗浄の効果があります。
また、天日干しにすることでアミノ酸が増え、うま味が増えます。
このほしあわび、中国ではフカヒレ・燕の巣とあわせて、三大食材の一つと位置づけられています。
日本の赤飯のように、特にお祝い事で出される、めでたく贅沢な食材なんです。
ほしあわびは生のあわびより高いのですが、これはほしあわびに適したあわびが少ないことが原因の一つ。
つまり、流通する全てのあわびよりも数がさらに少ないんですね。
もちろん、加工という行程を経ていることもあります(干すのは数年だったり!)。
それでも一生に一回くらいはほしあわびを食べてみたいもの。
手に入れた暁には、おいしく調理したい!
ということで今回は素材であるあわびの味を堪能するためのレシピをご紹介!
出汁とりが命です!
ほしあわび 適量
煮干し 10本
昆布 2枚
しょうゆ(濃い口) 小1
みりん 小1
片栗粉 小1
水 約1カップ
■冷凍ほしあわびは調理の半日前には出しておき、自然解凍する。
■煮干しの頭を採ったら鮑が全て浸る水に30分ほどひたし、火にかけて沸騰するまえに弱火にして煮込みつつあくを取る。
■出汁はこしたら鍋に戻し昆布を加え再度火にかけ、沸騰直前で昆布を取り出す。
■この出汁にほしあわびを加えたら、しょうゆ、みりんを入れ煮る。
■水溶き片栗粉を入れよく混ぜたら完成!
+味はしょうゆの量で好きなだけ調整して下さい!
こんな飯は?
甘栗。一般的には天津甘栗と呼ばれます。名前からも中国産ですね。
でも国産の栗もございます。そして欧州産も。
世界の栗はざっくりと分けると、この3種に分かれます。
しかし、実は国産の栗だけ仲間はずれ。
というのも、渋皮が欧州・中国産に比べて異様に剥きづらい。
それは実と渋皮の間にフェノールという化合物があるため。
工業的には超重要な化学品ですが、栗の間にあるとただの邪魔者。
この渋皮が剥きづらいという特性がじゃまをして、国産の栗の甘栗はほぼ流通しません。
ちなみに甘栗の作り方は、砂の中で煎り、程よく熱が通ったらゴマ油と砂糖をかけて再度煎ります。
あ、間違っても鬼皮に切れ目を入れることを忘れずに。
穴があいていない状態で熱すると、爆発して栗まみれになりますのでご注意を。
今回は自然の甘さを大切にした甘栗の作り方です。
我慢が導く甘さにあなたも驚くことでしょう。
栗(国産) 適量
■まず、栗を全て袋にいれ、可能であれば3週間程度冷蔵庫で寝かせる。
■鍋にお湯を沸かしたら、栗を取り出して入れ30分程度おく。
■取り出すと鬼皮が柔らかくなっているので、お腹の部分に包丁の根元で割れ目を作る。
■弱火にしたグリルで10分強焼いたら味見をし、適当な焼き加減になるまで焼く。
■軍手をはめ暖かいうち渋皮までむいたら完成!
+寝かすほどに甘くなるので、我慢出来るだけ冷蔵庫に入れておくのがベターです。
こんな飯は?
寄せ豆腐はなぜ寄せ豆腐なのでしょう?
浅草や上野にある寄席(よせ)でよくたべられたから?
豆腐屋がいらない豆腐をよせ集めて作ったから?
いえいえ、これは作り方にその語源があります。
豆腐は豆乳が原料。そのため、まずは凝固させなければなりません。
これは凝固剤を混ぜることで行いますが、このときの器を寄せ桶と言います。
通常の木綿豆腐はこの後に「くずし」や「圧搾」などを行って「あの」木綿豆腐となるのですが、
寄せ豆腐はそれをしない。
この寄せ桶からそのままとって分けるので、寄せ豆腐と言うのです。
圧搾作業は上からおもりをのせて水分を出し、密度を高めるため、全く異なる食感になるのです。
私は食感が良くて大好きなので、たまにおとりよせをしてしまう。笑
京都/久住屋の青竹寄せ豆腐や、おとうふ工房いしかわの山芋よせ豆腐がオススメです。
青竹の方はデザートでもイケてしまうくらいなめらかで豆腐本来の風味が味わえます。
山芋よせ豆腐は何よりふわっふわ!しょうゆと卵黄をのせておつまみにどうぞ。
そして本日のレシピは一手間かけて美味しく食べる方法として、
あんかけ寄せ豆腐をご紹介します。
簡単に出来るので、ぜひ!
お好きな寄せ豆腐 一丁
めんつゆ 適量
片栗粉 小1
水 1/2カップ
万能ねぎ 適量
おろししょうが
■豆腐をパックからだし水を捨て、お皿にもっておく。
■小さめの鍋へめんつゆ〜水を投入、ゆっくりとかき混ぜながらとろっとするまで火にかけあんを作る。
■あんができ冷ましたら、豆腐の上にかけ、刻んだ万能ねぎかけ、しょうがを添えて完成!
+豆腐をチンして、あんを暖かいままのせてもウマい!
こんな飯は?
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