雑煮ほど、各地域や各家庭で違う食べ物はない。高齢者の方に料理を作らなければならならない時は大変です。

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雑煮ほど、各地域や各家庭で違う食べ物はないと思います。
雑煮に入れる具材はさまざまで、名古屋地方のように、基本的にお餅と餅菜だけのシンプルなお雑煮から、鶏肉、里芋、水菜やほうれん草、にんじん、えび、かまぼこなど具沢山なお雑煮もあります。

上からかけるトッピングも様々で、食べる直前に、鰹節をかけたり、錦糸卵を載せたり、柚子や三つ葉を乗せる地域があります。

基本となる味付けも、だし汁ベースだったり、味噌仕立ての地域があります。
使用するお餅も違い、丸もちと四角のお餅に分かれます。さらに、そのお餅を焼いて入れるか、そのまま入れて煮込むかなど、様々です。

私は、高齢者の方に料理を作らなければならならない場面が多々ありました。
時には、作り方や味付けの違いなどに、あれこれ文句を言われたことがあります。
そういう時はいつも「どんなお雑煮を食べていましたか?」と聞き、各家庭や地域によって違いがある話をして、各家庭でやり方が違うことをやんわりと伝えていました。

お姑さんができた時も、「お雑煮大作戦」を使い、やんわりと私とあなたではやり方が違う。
各家庭で違うんだよ。ということを機会があるたびに話をしていました。
最初は、怪訝な顔をしていた姑ですが、だんだん理解を示してくれ、「うちではこういうやり方だけど、あなたのやり方は?」と聞いてくれるようになり、今では、二人で台所に立つ機械も増えました。また、私と姑の味を合体させたオリジナル料理を作るまでになりました。

こんな飯は?