寄せ豆腐はなぜ寄せ豆腐なのでしょう?
浅草や上野にある寄席(よせ)でよくたべられたから?
豆腐屋がいらない豆腐をよせ集めて作ったから?
いえいえ、これは作り方にその語源があります。
豆腐は豆乳が原料。そのため、まずは凝固させなければなりません。
これは凝固剤を混ぜることで行いますが、このときの器を寄せ桶と言います。
通常の木綿豆腐はこの後に「くずし」や「圧搾」などを行って「あの」木綿豆腐となるのですが、
寄せ豆腐はそれをしない。
この寄せ桶からそのままとって分けるので、寄せ豆腐と言うのです。
圧搾作業は上からおもりをのせて水分を出し、密度を高めるため、全く異なる食感になるのです。
私は食感が良くて大好きなので、たまにおとりよせをしてしまう。笑
京都/久住屋の青竹寄せ豆腐や、おとうふ工房いしかわの山芋よせ豆腐がオススメです。
青竹の方はデザートでもイケてしまうくらいなめらかで豆腐本来の風味が味わえます。
山芋よせ豆腐は何よりふわっふわ!しょうゆと卵黄をのせておつまみにどうぞ。
そして本日のレシピは一手間かけて美味しく食べる方法として、
あんかけ寄せ豆腐をご紹介します。
簡単に出来るので、ぜひ!
お好きな寄せ豆腐 一丁
めんつゆ 適量
片栗粉 小1
水 1/2カップ
万能ねぎ 適量
おろししょうが
■豆腐をパックからだし水を捨て、お皿にもっておく。
■小さめの鍋へめんつゆ〜水を投入、ゆっくりとかき混ぜながらとろっとするまで火にかけあんを作る。
■あんができ冷ましたら、豆腐の上にかけ、刻んだ万能ねぎかけ、しょうがを添えて完成!