煮付けは和食の代表といっても過言ではない、とてもポピュラーな料理です。
その始まりは恐らく火を使うようになって間もないのではないかと思います。
ちなみに人類が火を手にしたのは、自然災害(雷など)がその始まりだと考えられています。
煮る、という調理方法は生魚が保有する細菌を殺す役割を持ち、
人間の長寿命化にも一役買ったと考えられます。
ちなみに火の国といえば熊本県のあたり。
律令制以前の国の名前で、火国もしくは肥国と呼ばれておりました。
これが律令制によって分割され、肥前・肥後となります。
ところで火といえば「火の用心」。
空気がからっからの冬の夜にはよく大人たちがこう叫びながら注意を促して歩いたものです。
この「火の用心」、実は最初に使われたのは戦国時代でした。
有名な長篠の戦いのさなか、故郷で待つ妻へあてて送られた手紙の中に出てきます。
これが歴史上初めて使用された現存する最古の記録とのこと。
特に火事の多かった江戸時代には一般的に使用されていたようです。
ということで小ネタの応酬でしたが、こういう会ではレシピもしっかりと。
本日は花嫁修業にうってつけ、魚の煮つけのレシピです。
お魚さんはたいを使ってみました!
たい 1匹分
酒 大1.5
白だし 大1.5
しょうゆ 大1.5
水 1/2カップ
みりん 大1.5
しょうが 半かけ
■たいは3枚におろして隠し包丁を入れておく(最初からおろされたたいを使ってももちろんOK)。
■しょうがは薄切りにし、鍋に酒〜みりんを入れてたいの身を並べ、しょうがを上にのせる。
■落し蓋をして弱火で煮る。
■沸騰してきたら火をさらに弱め、3分程度にて完成!
+落と蓋は必ずすること!
+煮過ぎないこと!せっかくのたいが硬くなってしまいます!
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