ユッケ、ユッケ、焼き肉、ユッケ。規制が何のその。壁を乗り越えた時に人間は成長するもんです。

BYyA-GfCYAAiMl2今回はユッケ。
生の肉を食べる機会は中々無いですが、
パンピーもおいしく安く生肉を食べられる。
それはユッケのおかげでした。

しかし焼き肉やえびすでの集団食中毒をきっかけにした法令強化により、
お店でユッケさんを見つけることが中々出来なくなりました。

具体的には、2011年10月より厚労省が生食用の肉に対して表面加熱(殺菌)の義務を課しております。
この規制はユッケ、たたきなどの生食用の肉に対して、
表面から1cm以上の内部を60℃以上で2分間以上加熱することを義務としています。
これを実現するためには80℃以上の熱で表面を熱する必要があり、
そこから表面だけを切り取ってお客さんにはユッケとして出すことになります。
これはお店にとってはコストアップ&調理方法の再検討となり、大打撃。
また、厚労省の調査により流通する肉の内、
実に90%を超える肉がこの基準を満たしていなかったことも有り仕入れが難航、
以前の様にかるーくユッケを出すことが難しいお店が続出し、
一気にレア料理化したわけです。

じゃあもう永遠にユッケは食べられないのか?
と言えば、そんなことは無いようです。
「認定生食用取扱業者」をおいているお店であれば上記加工が可能となります。
そのため、お店でだそうとするならば、
①認定を受けた者をおく卸業者からユッケ用肉を購入する
②認定を受けた者をおいてお店で調理する
の二つのパターンが考えられます。
しかし、①はどうしても加工費に上乗せがかかり仕入れ値が高くなってしまうので、
②によってお店で調理をして出すことなります。

ということで、いくつかそんなお店があったのでご紹介をば。
まんぷく 恵比寿店
星遊山 新橋店
銀座 武蔵別邸 巌流島
代表的なお店ですが、今でもユッケは食べられる。

あとは海外にならもちろん国内法令の範囲外ですから、
日本焼き肉レストランで出しているところがあれば食べ放題です。

レバ刺し(牛)さんはもう食べられなくなって1.5年程度経ちます。

食中毒は怖いけど、何を今更?と思ってしまうのは僕だけでしょうか。
なんかまじめ文やな・・・。

ではまた。

こんな飯は?