アワビ。それは誰もが知る高級食材。
中華料理のお店を検索すると、ちょこちょこ目につきます。
あんな見た目にそぐわず、高い値がつく。
なんでだろう・・。
ということで今日もちゃちゃっと調査してみました。
まず、あの見た目なのに、誰が最初に食べたのか?
記録によれば縄文〜弥生時代には既に食べられておりました。
これは貝塚からアワビの貝が発見されたことをその根拠としております。
まぁ、当時の人にとって見た目は関係なかったでしょうから、納得。
これは日本のお話。
中国では紀元前700年ごろに記録があります。
その当時、鮑赦牙(バオシャアユェ)という貴族がおりました。
この人がアワビを食すことが人生の楽しみの一つだ、と言ったという伝説が残っています。
・・・もうお気づきですね。
この人が好きだったためにアワビは鮑魚と呼ばれるようになり、魚がなくなって鮑一文字になりました(あくまで一説)。
ということで鮑は古来から貴族の食べ物だったよう。
その時点でなんか高いんだろうな、という考えも浮かびますが、
実はアワビが高い理由は他にありました。
というのも、アワビは獲れた実物がセリにかけられるのではなく、
セリの権利自体がセリにかけられる。
すると何が起こるか。そう、漁獲がない場合は損失が出ます。
ですから、購入者はその損失分も含めて値段をつけるわけです。
元をただせば漁獲量が少ない、ということになりますがこの商習慣も一因であることは間違いないでしょう。
世の中需要と供給と仕組みで値段が決まっているんですね。
少しためになったなぁ。よかった 笑
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