1年で一番寒い季節の記憶にあるのは、受験生だった頃、ほぼ毎日のように食べていた、夜食の味噌煮込みうどん。
今ではもう販売されていないけれど、当時は、アルミ鍋に緑の針がねの取っ手がついたインスタントの味噌煮込みがあった。
葱に卵がお約束。時には油揚げも入っていたっけ。
自分で作る事もあったけれど、大抵は母が作り、部屋まで運んでくれたなあ。時間はいつも夜10時頃。
よくもそんな時間に、味噌煮込み1人分、食べたものだと、思い出しては呆れてしまう。
今の私ならば、そんな無茶はとてもじゃないけど、ありえない。
若さって奴ですか。それと、やっぱり、それなりに受験勉強をしていたのだと思う。
夜食を食べて、息抜きついでに窓を開けて、冬の夜空を眺めた。
寒空のなか、ひときわ強い光を放っていたシリウスの美しさ、よく覚えているよ。
苦手な数学、何度トライしても覚えられない化学式、好きだった英語、楽しかった歴史。
あの頃は、受験勉強が、人生の全てだった。それ以外の生き方なんて、想像もできなかった。
でも、過ぎてみれば、とっても小さな人生の一コマで、懐かしく、ちょっと愛おしい。
もしも、タイムマシンがあって、あの頃の自分に会えるなら、「だいじょうぶ。人生、そんなにこわくないよ」と伝えてあげたい。
そして、傍にある、母の作ってくれたインスタントの味噌煮込みを、食べたい。
こんな飯は?
私がもう一度食べたいのものと言えばそれは「レバ刺し」です。
今から30年近く前のことです。
その当時私は新宿で働くOLでした。
会社近くの焼き鳥屋がいつも気になっていました。
というのも、通勤途中にあったその店は夜になるとサラリーマンでいっぱいになっていたからです。
気にはなっていたものの、さすがに20代のOLが一人で入れるような店ではなく、
同期の男子を誘って行くことになりました。
取り敢えず乾杯のビールに始まり、焼き鳥を適当に頼みました。
店内のおすすめメニューにあった「レバ刺し」にみんな注目。
試しに注文してみると出てきたのは新鮮なレバーのスライス。
薬味におろし生姜とおろしにんにくが添えてありました。
一人ひと切れずつ、恐る恐る食べてみました。
「うまい」みんながそう思いました。
そして、甘い 新鮮だから臭みもない。
それからというもの、週に一度はその店に行き、必ずレバ刺しを注文することが、私たちの定番になりました。
でも、醤油におろしにんにくで食べるレバ刺しは口臭が半端なかったです。
帰りの電車ではいつもハンカチで口を抑えていました。
狂牛病や鳥インフルエンザと次々に食べ物に関する色々な事件があり、今ではレバ刺しを食べる事が出来なくなっていまいました。
もし、できることならもう一度レバ刺しを食べてみたいと思います。
先日、かつての仕事仲間だった友人と飲む機会があり、約30年ぶりにその店に行って来ました。
お店は改装して綺麗になりましたが、昔食べたモツ煮込みや焼き鳥は今も健在。
ただ、レバ刺しだけは残念ながらありませんでした。
こんな飯は?
仕事から遅く帰ってきたり、受験や試験の勉強で夜遅くに何か食べたい…。
そんなときに手軽に食べられるのが、おにぎりですね。
コンビニおにぎりも最近はとても美味しくなっているので、手軽に食べたい時には良いですね。
ただ、普通におにぎりを買ってきて、フィルムを剥いて食べるのでは味気ない…。
そんな時には、鮭や梅、昆布のおにぎりから、海苔をはがして器にいれて、はがした海苔を揉んでふりかけ、お茶や出汁を注いで簡単お茶漬けに。
ツナマヨや鮭マヨ、エビマヨは海苔をはがして、刻んだネギ、もしくはタマネギと卵と一緒にチャーハンにして、海苔はスープの具に。
鮭やたらこのおにぎりは、同じ様に海苔をはがして、器に入れて、コショウとコンソメスープを注いで洋風に。
オーソドックスなコンビニおにぎりは、ちょっとの工夫でこんなに色々なバリエーションが楽しめます。
もちろん、ご飯を炊いて自分で握ったおにぎりも美味しいですよね。
我が家の定番は味噌おにぎりです。ご家庭でお使いのお味噌を手につけてご飯を握り、焼きおにぎりにして食べます。
焦げたお味噌がとっても香ばしくて、美味しいですよ。
ちなみに、冷めたご飯はダイエットに良いそうなので、夜中のご飯はカロリーが気になる…と思う方は、おにぎりは温めずに食べると良いかもしれません。
こんな飯は?
夏の話ですが、大分県日田市に旅行へ行ったとき
以前テレビで見たことのあるアユ場を見つけました。
川のほとりに水をせき止めたかたちになっておりそこで見学もできます。
我が子はとてもそのアユ場を気に入り、解禁日だったのであまりお客さんもいないので小さなアユを無料で頂きました。
でも、焼くための焼き代は取られたんですけどね。
私も子供も目の前で炭火で焼いてもらう魚は初めてでした。
炭に油が落ちるたびに「ジュー」といい音がして唾をゴクリゴクリ
アユの塩焼きをテーブルまで運んでもらいビールと一緒に息子はコーラと一緒に頂きます。
ひとかみしたらアユから油がジュワーと出てきてホックホク。
苦みの部分が苦手な私でしたが、新鮮さもあり案外いけました。
子供は串にさしたアユに若干引いてましたがひとかみすると身が柔らかくておいしいらしく背中の部分はパクパクいきました。
でもやはりお腹の部分は苦手なのでそれまで私はいただきもう満腹!!
ホテルに帰り夕飯になると、アユが・・あ~やってしまった
本日約3匹目だぁ。ホテルのアユは一斉に焼いているのでそして冷めていたのであのアユ場程の感動はありませんでしたが。
良い旅と良い食に出会えてとてもたのしかったです。
こんな飯は?
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