フィッシュアンドチップスとは、文字通りの食べ物ですが、白身の魚を揚げたもの(フィッシュ)とフライドポテト(チップス)のことです。
私が今いるニュージーランドでは、フィッシュアンドチップスは気軽に買えるファーストフードとして親しまれています。この料理はもともとイギリスが発祥らしいですが、旧イギリス植民地であったニュージーランドでも名物料理のひとつとなっています。
こちらではフィシュアンドチップスは、テイクアウェイ(持ち帰り)するのが一般的です。金曜日の夕食はフィッシュアンドチップスという家庭が多く、金曜夕方はお店が混み合う事が多いです。お店によっては、魚の種類が選べたり、ウェッジ(くし型に切られた皮付きフライドポテト)、ソーセージやハンバーガーなども売られています。
とてもシンプルな料理ですが、やはりお店によってカラッと揚がって美味しかったり、ベタッとして油っぽいことがあります。またイギリスからの食べ物とはいえ、こちらでは中国人の方が経営するお店が多く、中華料理のテイクアウェイと共に売られています。私の現在住んでいる近くには、フィッシュアンドチップスの専門のお店があり、マオリ人の方が経営しています。ここのフィッシュアンドチップスはとても美味しく、油のにおいもそれほど気になりません。また、時々レジの側に無料で持ち帰ってもよいレモンが置いてあるのも嬉しいところです。
フィッシュアンドチップスはテイクアウェイが一般的と書きましたが、こちらではレストランやパブで食べる事も可能です。ビールと一緒に食べるフィッシュアンドチップスもまた格別です。
こんな飯は?
私は大学時代、ラーメンやつけ麺の食べ歩きに情熱を注いでいた頃がありました。
大学は京都にあったのですが、南は七条から北は北山まで自転車で名店を求めて旅をしておりました。その数は優に100店を越えているかと思います。大学を卒業して京都こそ離れましたが、時折京都に立ち寄る際には、ラーメンに想いを馳せております。
そんな私がうまい店について気づいたことがあるので1つご紹介させてください。
それは「うまい店の近くほど新しいラーメン屋ができる」という法則です。
しかもそういう店に限って新しい店もうまい店である気がします。
残念なことにもうつぶれてしまいましたが、かの有名な天下一品の本店の近くに豚骨系のラーメン屋ができたことがありました。私個人の味覚では天下一品の味に決して負けなかったように思いますが、ネームバリューの差で敗れてしまったようです。
それでも、新規のラーメン屋は昔からあるラーメン屋の近くにできる理由を考えたいと思います。それは「宣伝や広告のコストが安いから」と「自分の作ったラーメンに自信があるから」という2点から説明できると考えます。元々基盤がしっかりしたラーメン屋の近くには当然ながらラーメンに興味を持ったお客さんが毎日通っています。
そこに新規の店を作れば「次はあの店も試してみようか」と思う人が多くなるはずです。また「自分のラーメンに自信がある」からこそ、有名店の近くに店を作り、客をそのまま奪ってしまおうと考えているのではないでしょうか。京都市左京区の一条寺はそのようなラーメン屋が多くあります。常に新しいラーメン文化が生まれる場所だと私は思っています。
こんな飯は?
私は現在オーストラリア在住ですが、
日本に帰国する度に、食べたくなるのが「テリヤキバーガー」です。
こちらのファーストフードバーガーショップでは、
テリヤキバーガーは販売されていません。
いつも、ちょっと寂しくなります。
甘辛風味の「テリヤキ味」は、
日本人にとっては、お気に入りの定番「日本の味」ですよね。
実は、こちらオーストラリアでも、「テリヤキ・チキン」など、
「テリヤキ味」は、結構人気があります。
しかし、「テリヤキ味」がどうやって作られるのかは、
こちらでは、知らない人が多いようです。
私が、以前、オーストラリア人の友人達に、
「テリヤキ味は、しょう油と砂糖と日本酒で、簡単に作れるのよ。
日本酒がない時は、シェリー酒で代用しても大丈夫!」
と教えてあげたら、みんなびっくりしていました。
先日、オーストラリア人の友人達と、その子ども達を招いて、
ランチパーティーをした時、テリヤキバーガーを作りました。
ハンバーグを焼いて、テリヤキ味のタレをからめて、煮詰め、
レタス、薄切りのキュウリと一緒に、
マヨネーズを塗ったバーガーパンにはさんでみました。
オーストラリア人のみんなの評価は、全員抜群で、
「こんな美味しいハンバーガー、今まで初めて食べた!」
と、目を丸くしていました。
そう、「テリヤキバーガー」は、やはり世界に通用する
日本の味なのです!
いつの日か、世界中のファーストフードバーガーショップで、
「テリヤキバーガー」が定番メニューになることを願っています。
こんな飯は?
シャリとは寿司の専門用語で、酢飯のことを指します。酢と塩や砂糖などで調味した飯で、寿司飯(すしめし)とも呼ばれることもあります。
でも今の世間一般的には銀シャリ=ご飯になっています。
調べてみると、シャリの由来は色や形が仮想した後に残る粒状の骨と似ていることから呼ばれているのだそうですが、食べ物に遺骨という意味の言葉を当てるか?とも思います、しかし、業界におけるスラングとは得てして皮肉も混ざっていることがあるので一概に否定はできません。しかし私はこう考えるのです。
業界用語というものは、接客業だと客の耳に入るとよろしくない物のための隠語。その他の業種でよく使う言葉なので短縮されていくものなど由来が多々有りますが、「シャリ」というのは後者にあたるのではと考えています。
業界で使われている言葉なので他で使うと新鮮。インパクトが有ります。でもシャリだと酢飯になるので
普通のたいたお米を銀シャリとして、俗語化したのでしょう。銀としたのは、酢飯がやや黄色味かかるので金としてその対比で銀としたのでしょう。白シャリだと締まりませんものね。
「飯」が炊いた米や食事全体と広い範囲の意味合いを持っているので米そのものを表したいという思いから銀シャリという言葉は生まれたのではないでしょうか。
海外に行って米以外の主食の食事ばかりだと実感すると思います。
こんな飯は?
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