「思い出」カテゴリーアーカイブ

私にとって「おふくろの味」といえば卵焼き。甘さと塩気がいいバランスです。家によって全然味が違いますよね。

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「おふくろの味」といえば、みなさん何を想像しますか?お味噌汁・肉じゃが・カレー・おにぎり・・・たくさんあるでしょうが、私は卵焼きです。(これもまた定番ですが。
作る人によって本当に卵焼きは全然違います。昔、友人の家にお邪魔して、お昼をごちそうになった時、卵焼きがでてきました。卵焼きが大好きな私は喜んでひとつつまみました。そして私は愕然としました。

私の中の卵焼きは母の味、甘さと塩気がいいバランスでとれている卵焼きのことでしたので、友人の作る卵焼きは塩オンリーの味付けは衝撃でした。
それはそれで美味しかったのですが、私は母の味を恋しくおもいました。やはり戻ってくるところは母が作ってくれた卵焼きなのです。

しかし残念なのは、私が母の味を再現できないことです。何度作っても作り方を聞いて同じ作り方をしても、母の味とは違う卵焼きになってしまうのです。
焼き加減や味、やはり目分量なので難しいです。私は今でも、私の作る卵焼きは一味なにかが足りないと思っていますし、

当分は母の味を再現できないでしょう。でもふとした時に、食べたいなぁと切なくなってしまいます。たかが卵焼きと思われようと私には大事な思い出の一品なのです。

こんな飯は?

祖母のコロッケ。少しでも祖母の味に近づこうと試行錯誤を繰り返している。

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私は、子供の頃から「好きな食べ物は?」と聞かれると、
「コロッケ」と答えていた。
でも、私の好きなコロッケは、どこかの美味しいと有名なお店のものでも、
母の作るコロッケでもなく、祖母の作るコロッケだった。

いつからだろう、私がそう答えていることを知った祖母は、
私が祖母の家に行くたびに、たくさんのコロッケを作って待っていてくれた。
そして、祖母が家に来る時も、お土産はいつも手作りのコロッケ。

子供の頃、何度も母に母の作るコロッケは違う!祖母の味を再現してと、
せがんだ記憶がある。

母は祖母に作り方を聞いていたけど、やっぱりどこか違う。

祖母は嬉しそうに「簡単なのよ。特別な作り方していないもの」と言って笑っていた。

私が結婚して、子供が生まれて、ことある度に祖母はお祝いを持って遊びにきてくれた。
その時も、お土産はやっぱりコロッケ。
そして、その味は私が子供の頃から大好きなコロッケの味。
じゃがいもがゴロゴロしていて、玉ねぎとひき肉との絶妙なバランス。
変わらずに美味しい。

そして、私が29歳の時に祖母は亡くなった。
もう私がずっと大好きだったあのコロッケは食べられない。

私は、家族にコロッケを作る度に、祖母のコロッケを思い出す。
少しでも祖母の味に近づこうと試行錯誤して10数年。

まだまだ祖母の味を再現することはできていないけれど、
この前12歳の娘が何気なく言った。
「ママの作るコロッケって異常に美味しいよね~」

少しはおばあちゃんの味に近づけたかな?

きっと私はまだまだこれからもおばあちゃんの味を思い出しながら、コロッケを
作り続けて行くんだろうな・・・。

こんな飯は?

我が家はしゃぶしゃぶが定番の夕食の一つ。しゃぶしゃぶを食べる時だけ、祖父が台所に立ち自ら調理を行っていた。

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私の実家ではよくしゃぶしゃぶを食べる。
それは季節に関係なく食べている。
なぜそうなのかと言われるとよくわからないが、私が実家にいたときはよく食べたものだ。

私の祖父は豚、牛の解体業者に長く務めており、そのつてで家には常にお肉が置いてあった。そのおかげでスーパーでお肉を買うときはどのお肉がよいものか、値段と比較しながら買えるようになった。

お肉と言えば、皆は焼肉を思い浮かべると思うが、わたしはそうではなくしゃぶしゃぶが思い浮かぶ。
祖父はよくしゃぶしゃぶを夕食にと母や祖母に言っていたのを覚えている。

なぜか。
それは祖父自身胃が弱く自分で脂っこいものが食べれないから、というただ自分の都合でだけであった。
そのため家ではしゃぶしゃぶは定番の夕食の一つであった。

しゃぶしゃぶを食べる時だけ、祖父が台所に立ち自ら調理を行うためすごく印象に残っている。
祖父が支度したしゃぶしゃぶは母や祖母が用意するしゃぶしゃぶより断然おいしかった記憶がある。

火を通すとどうしても固くなるお肉だが、祖父はやわらかくお肉をしゃぶしゃぶしていた。幼い私が祖父が何をしていたかわかる余地もないが、ともかくおいしかった。

そんな祖父も私が中学に入学する前に亡くなり、祖父のしゃぶしゃぶは食べれなくなった。今でもしゃぶしゃぶは我が家の定番の夕食の一つである。
祖父が準備したしゃぶしゃぶとはやはり何かが違うと感じているが、食べるたびに祖父の顔が思い浮かぶ。

こんな飯は?

カキフライでもあたった。。でもグラタンも生牡蠣も嫌いになれない!

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牡蠣が嫌いな人のなかには、「一度牡蠣にあたっちゃって!」という人って多いですよね。
実際私の周りにもそういう人はいます。

が、私は何度あたっても牡蠣を嫌いになれません。

ちなみに、私が好きな牡蠣料理は生牡蠣か牡蠣フライです。お鍋に入ってるのも好き。オイスターチャウダーもいいですね。グラタンも大好きです。
でも、焼き牡蠣は嫌いではないけど大好きではないのです。理由はわからないのですが・・・。

そんな牡蠣好きの私ですが、牡蠣を食べる機会はそんなにあるわけではありません。
ワンシーズンに3,4回といったところでしょうか。
そのくせ、毎年1回は必ず牡蠣にあたってしまいます。
大体、疲れていると当たるような気がします。ちなみに、牡蠣フライでもあたりました。生のときだけかな?と思っていたのですが、そうでもないようです、私は。

牡蠣にあたると本当に大変です。
病院にいきたくても病院まで持たないので、ひととおり出しつくしてから徒歩1分ほどにある診療所にかかります。
その診療所にかかるのは、毎年1回の牡蠣にあたったときと、数年前にはじめてインフルエンザにかかったときだけです。
基本は別のかかりつけ医があるのですが、牡蠣にあたって大変なときにはかかりつけ医までの5分の徒歩も無理なのです。
毎回、這うように1分歩いてたどりついた診療所で点滴を打ってもらって帰ります。

お医者さんも、げっそりした私に無駄口は一切たたきませんが、きっと心の中で「懲りないなぁ~」と思っていることでしょう。
でも、そんな思いをしてもなお、牡蠣は私の心を離しません。
おいしいのです。やめられません。

あと何回当たるのか・・・・。
ちなみに今年はまだ当たってません。これからですね!

こんな飯は?