八ちゃん堂のたこ焼きがうまい!中はとろとろで、大きなタコがごろり。

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子供の頃、たこ焼きの移動販売の車が来ていました。
「ほんわかふんわかほんわかほい」
そう歌いながらやってくるのです。
形はまん丸じゃなくて、釣り鐘の形の大きなサイズで明石焼のような感じです。
中はとろとろで、大きなタコがごろりと入ってます。
店頭販売の物より少し高めのお値段だったので、大人達はその味を覚えさせないように必死でした。
「ふっくら焼〜けたアツアツのータコ焼き八ちゃん、いかがです〜?」
なんせその車は毎週やってきます。
その度、子供に強請られるので親はたまりません。
しかも、子供達もいつでも強請られるお店のたこ焼きと違うのを知っており、その場限りの攻防になるので必死。
車の歌声が遠くなるまで「買って!買って〜!」とその戦いは続くのでした。

やがてその車は町へ来なくなりました。
いつの間にか「桃太郎のきびだんご」屋さんも、「ロバのパン」も町から姿を消していました。
でも、八ちゃん堂のたこ焼きの味は、あの歌とともに、大人になってからもずっと心の中に残っていました。

再会は、思わぬ所でありました。
スーパーの冷凍食品売り場です。
八ちゃん堂のたこ焼きは、移動販売から冷凍食品に姿を変え、生き残っていたのです。
しかも、レンジでチンとすれば、いつでもあの懐かしい味を味わえるのです。
現在の八ちゃん堂のたこ焼きは、「大きなたこがごろり」と子供やお年寄りに優しい「刻みたこ」のバージョンが有るそうです。

楽天ショップにも出店しているみたいですね。
たこ焼きと言えば大阪が有名ですが、九州生まれのたこ焼きもぜひ一度食べてみてください。

こんな飯は?