チキンカレーのイチオシは、荻窪駅近くにある「すぱいす」というお店です。
ここではカレーを「カリー」と書きます。カレーの種類ですが、インドとか、パキスタンとか、特定の国のカレーではなく、このお店の店主が独自に開発した、オリジナルのカレーです。
荻窪が遠い方は、エスビー食品の「噂の名店」シリーズの常温レトルトパックや、DANCHUの通信販売サイトから冷凍レトルトパックで買うこともできますが、できればやっぱり、お店で召し上がってほしいです。
お店では、麦ごはんと一緒にサーヴされます。結構量がたくさんあります。夜だけですが、ハーフカレーもあります。カレーのとろみは少なく、スープカレーっぽい感じがします。
クチに運ぶと、辛さだけではなく、様々なスパイスの香りがざあっと立ち上ります。不思議なのは、ここのカレーは油を使っていないということです。
一般的に、カレーは、スパイスの香りを油に引き出して使います。いったい、どうやってこれだけの香りを立ち上らせているのでしょうか。油の膜が無いせいか、すごくスパイスの香りが鮮やかに感じます。
残念ながら、辛さを押える調整はしていないので、辛い物が苦手な方はちょっと辛いかもしれません。ぷちぷちの麦のご飯と、ざわざわと立ち上るスパイスの香りで、クチの中には遊園地のように様々な味わいが駆け巡ります。一口ごとに感じが変わると言ってもいいでしょう。
めまぐるしく変わる味の万華鏡の中、チキンをかじると、ちょっと一息です。ほろほろに煮込まれていて、これだけでご飯を食べても幸せそうです。なんて言っているとあっという間に一皿、食べ終わってしまいます。是非、一度体験してみて下さい。
こんな飯は?
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