うまい店の近くほど新しいラーメン屋ができる法則。名店が名店を呼ぶことについて考察してみた。

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私は大学時代、ラーメンやつけ麺の食べ歩きに情熱を注いでいた頃がありました。
大学は京都にあったのですが、南は七条から北は北山まで自転車で名店を求めて旅をしておりました。その数は優に100店を越えているかと思います。大学を卒業して京都こそ離れましたが、時折京都に立ち寄る際には、ラーメンに想いを馳せております。

そんな私がうまい店について気づいたことがあるので1つご紹介させてください。
それは「うまい店の近くほど新しいラーメン屋ができる」という法則です。
しかもそういう店に限って新しい店もうまい店である気がします。

残念なことにもうつぶれてしまいましたが、かの有名な天下一品の本店の近くに豚骨系のラーメン屋ができたことがありました。私個人の味覚では天下一品の味に決して負けなかったように思いますが、ネームバリューの差で敗れてしまったようです。

それでも、新規のラーメン屋は昔からあるラーメン屋の近くにできる理由を考えたいと思います。それは「宣伝や広告のコストが安いから」と「自分の作ったラーメンに自信があるから」という2点から説明できると考えます。元々基盤がしっかりしたラーメン屋の近くには当然ながらラーメンに興味を持ったお客さんが毎日通っています。

そこに新規の店を作れば「次はあの店も試してみようか」と思う人が多くなるはずです。また「自分のラーメンに自信がある」からこそ、有名店の近くに店を作り、客をそのまま奪ってしまおうと考えているのではないでしょうか。京都市左京区の一条寺はそのようなラーメン屋が多くあります。常に新しいラーメン文化が生まれる場所だと私は思っています。

こんな飯は?