雑煮。
間違いなく正月代表ですね。
雑煮。
名前だけ見ると美味しくなさそうですね。
雑煮。
由来はそのままの様な気がしますね。
これだけおおざっぱな名前の料理だけあって、
調べてみるとやはり由来ははっきりしていない。
というか、雑多に煮たら雑煮って言えるんじゃない・・?
なんて思えてきました。
せっかくなのでもう少し深堀りをば。
雑煮という言葉が歴史的に最初に出てくるのは、室町時代。
もちろん書籍が残っている最古、というだけで、
雑煮ライクな料理はそれより前からあったとも考えられます。
雑煮、というのは餅が入っているものであるとのこと。
なので、雑多に煮込んだだけでは雑煮とは言えません。
この正月に餅を食べるという習慣は、古くからある種の儀礼としてあったようで、
そのなごりとして雑煮が残った、なんて説もあります。
一方、畑作地域では餅を食べることを禁じていた地方もあります。
これは畑で栽培が出来ない米というものに対して、外来種的な扱いをしためです。
この辺りの考え方は島国日本的ですね。
こういった料理の由来を調べるだけでも、昔の人々のいろいろな暮らしが見えます。
それらを思い浮かべるだけでも、なぜ?が出てきてちょっと楽しくなってしまいます。
どの時代にもその時代の大きな考え方があり、
同じ日本人でも他の時代から見たらおかしくない?と思えることがいっぱいある。
料理を食べるとき、こんな感じでルーツを調べるだけでも面白いですよ。
一度お試しあれ。
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