長崎市で生まれ育った。子供の頃から「ちゃんぽん」「カステラ」「トルコライス」等々と共に慣れ親しんで来た料理の一つであるが、
長崎の老舗店である「吉宗」の「茶碗蒸し」「蒸し寿司」と共に、どちらかと言えば「おご馳走」と言える料理の一つであった。
福岡の「博多皿うどん」が、ちゃんぽん程の太さがある中華麺を使っているのに対して、
長崎の「長崎皿うどん」はどちらかと言うと中華麺よりは、油で揚げた細麺(通称パリパリ麺)の方がやや一般的かと思われる。
地元長崎でも太麺派と細麺派に分かれるが、長崎市で生まれ育った私はパリパリ麺、油で揚げた細麺派である。
同じ長崎でも佐世保市などの県北地域では中華麺を使った皿うどんの方が主流であるようだ。
そして長崎じげもんの皿うどんの楽しみ方と言えば、お店で単品で注文するというよりは、どちらかと言うと大人数分を一度に注文し、大皿から各自取り分けて食べる食べ方が主流だ。
職場で残業時に出前を取るところもあれば、家族で人数分の出前を取ることも多い。
また、出前で注文する長崎の皿うどんと言えば、
ソースが栄養ドリンクのような遮光ガラスの瓶に入っていることも多い。
長崎は漁業が盛んな県としても有名であるが、
皿うどんの具材にはカキ、イカ、エビなどの魚介類も豊富に入っており、
他の豚肉、かまぼこ、キャベツ、もやしなどの具材と、
豚骨などでとったスープと、水溶き片栗粉でとろみをつけた餡が絡むことにより絶妙なハーモニーを奏でている。
しばらく故郷長崎を離れて暮らしていたが、
今では全国展開しているチェーン店などでも皿うどんを楽しむことが出来るため、
長崎県外でも皿うどんをよく食べてきた。
しかし、この「出前で頼む皿うどん」というのは、やはり地元長崎に帰って来た時でないと堪能出来ない。
出前で頼んだ当日の味の絶品さもさることながら、
出前を頼んだ翌日の皿うどんもまた格別な味である。
翌日の皿うどんは再びフライパンで火を通して食べるところもあれば、
耐熱パックなどに移し替えてレンジでチンして食べるところもある。
私は冷めたままでもよく食べていた。冷めていても美味しい、愛おしい皿うどんである。
出前の皿うどんの味は長崎民の心のふるさとの味だと思う。
全国に誇れる郷土の名物料理である。
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