かくいうわたくし、実はウニは嫌いです。
正しく言えば、「時間が経ったウニ」は食べられたものではないと思っています。
よくスーパーで高いお値段が付いて木の折りに入って売っていますね。
あれしか食べたことが無かった私は、ウニは泥臭い生臭い、不味いものだと思っていました。
ときに私は北海道に住んでおります。
20歳を過ぎた頃、私は「利尻島」という北の最果てに旅行に行きました。
ここの民宿でだされた食事には、ふんだんにウニ、ウニ、ウニ。
はっきりいって大嫌いでしたから「ゲゲッ」以外の何物でもありません。
ところがです。
あの日から、私はウニについて語らせたらうるさい女に変貌。
ウニは、甘くてまったり、とろけるようなあの風味、ああもう、ヨダレが出そう。
ウニは昆布を食べて育ちます。
美味しい昆布が取れる海で育ったウニは美味しいのです。
そして、ウニの味の決め手は鮮度です。
朝、猟師さんが海にもぐって取ってきたウニでなければダメ。
私は必ず電話で確認してから食べに行きます。
「今朝は時化(しけ)だったですか?今朝取れたウニ、ありますか?」
時化だった場合、前日取れた、いけすの中のウニを出される場合があります。
いけすのウニは砂をかんでしまい、生臭くなると言われていますが、食べて納得。
一年に何回も食べられるものではないだけに、そのウニの不味さに立ち直れないショックを受ける羽目になるのです。
ところで、利尻の昆布は一級品で有名ですね。
昆布もウニも、北海道の特産品ですが、両者「利尻産」は北海道でもトップクラス。
この北海道でさえ、浜の食堂で食べるウニ丼は2500円程度が相場ですが、
利尻だけは、プラス1000円は覚悟です。
でも、これを食べる機会に恵まれた人は幸せだと思わなければいけません。
浜辺の小さな食堂でありながら、ご飯の上にふんだんに盛られたウニは、
決して都会では味わえない味です。
別物です。
とろける、あまいウニの味をほとんどのみなさんご存知無いでしょう。
利尻は遠いですが、利尻が無理でも、北海道のウニはとにかく美味しいですよ。
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