牛すき煮、それはおふくろの味。
これは勝手な私の考えですが、みなさんはいかがですか?
今日はそんなおふくろの味にロックオン。
まずもって牛すき煮って何なんでしょう?
すき焼きと何が違うの?
ええ、これらはほぼ同じです 笑
地方によって呼び方が違うだけで、作り方などに大きな違いはありません。
すき焼きは最初に肉を焼きますが、野菜からでた水分で結局煮込みます。
ということで、今日のほりほりは終了!
・・・
いやいや。
牛すき煮が深堀りできないならすき焼きを深ぼってやろうじゃないか!
ということで、すき焼きを一生懸命掘り返そうと思います 笑
すき焼きというのは薄めに切った肉などを底浅の鉄鍋などを用いて焼いて煮る料理。
砂糖やしょうゆを使って甘辛に仕上げるのが特徴ですね。
このすき焼きという言葉のルーツには諸説あります。
たとえば「杉やき」。
これは魚と野菜を味噌煮にした料理のようですが、すでに17世紀から存在。
他には「鋤(すき)やき」。
鋤とは土を掘り返す道具ですが、古くなったこの道具でいろいろな焼き物をするという料理を鋤やきと呼んでいました。
その後、19世紀中ごろに横浜港が開き、外国人の食肉文化が国内に入ってきました。
そして1862年に飲み屋だった伊勢熊が店内に牛鍋エリアを作り提供を開始したのが、現代すき焼き食の始まりといわれています。
ただし、「すき焼き」という言葉が使われていたのは関西。
横浜と同様、神戸も開港をしており、こちらでも同じように肉食文化が発展します。
同じように牛鍋を提供する店が登場し、そちらでこの「すき焼き」という言葉が使用されていたようです。
残念ながら紹介をした杉焼きや鋤やきとの関連性はありませんが、最初に焼くという工程を挟んでいることからも、延長線上にすき焼きが見えることは容易に想像できます。
その後各地へ拡散していき、各地の食材や文化を纏った独自のすき焼きへと進化を遂げます。
たとえば北の方では牛肉ではなく豚肉を使うことが一般的だったり。
何世代にもわたってその姿を変えながら伝わってきたすき焼き。
本当に多くのヒトがすき焼きを現代に伝えてきたんですね。
そのふるいに残ったということは、やはり日本人が好きな味。
日本人自体のおふくろの味なのかもしれません。
ではまた。
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