「鍋」カテゴリーアーカイブ

我が家はしゃぶしゃぶが定番の夕食の一つ。しゃぶしゃぶを食べる時だけ、祖父が台所に立ち自ら調理を行っていた。

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私の実家ではよくしゃぶしゃぶを食べる。
それは季節に関係なく食べている。
なぜそうなのかと言われるとよくわからないが、私が実家にいたときはよく食べたものだ。

私の祖父は豚、牛の解体業者に長く務めており、そのつてで家には常にお肉が置いてあった。そのおかげでスーパーでお肉を買うときはどのお肉がよいものか、値段と比較しながら買えるようになった。

お肉と言えば、皆は焼肉を思い浮かべると思うが、わたしはそうではなくしゃぶしゃぶが思い浮かぶ。
祖父はよくしゃぶしゃぶを夕食にと母や祖母に言っていたのを覚えている。

なぜか。
それは祖父自身胃が弱く自分で脂っこいものが食べれないから、というただ自分の都合でだけであった。
そのため家ではしゃぶしゃぶは定番の夕食の一つであった。

しゃぶしゃぶを食べる時だけ、祖父が台所に立ち自ら調理を行うためすごく印象に残っている。
祖父が支度したしゃぶしゃぶは母や祖母が用意するしゃぶしゃぶより断然おいしかった記憶がある。

火を通すとどうしても固くなるお肉だが、祖父はやわらかくお肉をしゃぶしゃぶしていた。幼い私が祖父が何をしていたかわかる余地もないが、ともかくおいしかった。

そんな祖父も私が中学に入学する前に亡くなり、祖父のしゃぶしゃぶは食べれなくなった。今でもしゃぶしゃぶは我が家の定番の夕食の一つである。
祖父が準備したしゃぶしゃぶとはやはり何かが違うと感じているが、食べるたびに祖父の顔が思い浮かぶ。

こんな飯は?

冬の夜食、味噌煮込みうどん。受験生の想い出。化学が苦手だった。

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1年で一番寒い季節の記憶にあるのは、受験生だった頃、ほぼ毎日のように食べていた、夜食の味噌煮込みうどん。

今ではもう販売されていないけれど、当時は、アルミ鍋に緑の針がねの取っ手がついたインスタントの味噌煮込みがあった。
葱に卵がお約束。時には油揚げも入っていたっけ。

自分で作る事もあったけれど、大抵は母が作り、部屋まで運んでくれたなあ。時間はいつも夜10時頃。
よくもそんな時間に、味噌煮込み1人分、食べたものだと、思い出しては呆れてしまう。
今の私ならば、そんな無茶はとてもじゃないけど、ありえない。

若さって奴ですか。それと、やっぱり、それなりに受験勉強をしていたのだと思う。
夜食を食べて、息抜きついでに窓を開けて、冬の夜空を眺めた。

寒空のなか、ひときわ強い光を放っていたシリウスの美しさ、よく覚えているよ。
苦手な数学、何度トライしても覚えられない化学式、好きだった英語、楽しかった歴史。
あの頃は、受験勉強が、人生の全てだった。それ以外の生き方なんて、想像もできなかった。

でも、過ぎてみれば、とっても小さな人生の一コマで、懐かしく、ちょっと愛おしい。
もしも、タイムマシンがあって、あの頃の自分に会えるなら、「だいじょうぶ。人生、そんなにこわくないよ」と伝えてあげたい。

そして、傍にある、母の作ってくれたインスタントの味噌煮込みを、食べたい。

こんな飯は?

鍋×白菜×使い方。漬物や鍋も良いが、ツナ缶と煮込むのがオススメ。

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親戚が農家で、冬は大きな白菜をたくさんもらいます。
お漬物や鍋物などでたくさん使いますが、それでもだんだんワンパターンになってしまうので、いろいろ考えました。

白菜は、大きくて量がものすごくあるようで、茹でるとかさがかなり小さくなってしまいます。
これがとても面白いところだと思います。

白菜の重なった葉の間に、薄切り豚肉やベーコンを詰め込んで、スープと一緒に鍋で煮込むというのも、家族に好評でよく作りました。

でも私一番好きなのは、ツナと白菜の煮ものです。
これは、白菜を適当に切って大きな鍋に入れて、ツナ缶と一緒に茹でるという、大変簡単な調理方法です。
白菜が水分が多く、茹でるとツナ缶のオイルの分だけで、十分柔らかくなり味も染みます。

ツナも、あまりほぐしてしまうとバラバラになってしまい食べにくいですし、後からいくらでもほぐせるので、缶詰からバサッと出すくらいにしてしまいます。
本当に手間がかからないので、子供と一緒に作り楽しみます。
お醤油などで味付けしてもいいですが、面倒ならば、茹でてから食べる前にポン酢をかけるだけでも美味しくいただけます。

キャベツよりも、和洋中、いろいろな場面でうまく使えそうな白菜が食べられる冬は、料理のバリエーションが広がるような気がします。

こんな飯は?

野菜の旨みをいただくトマト鍋。栄養バランスよし、〆まで味わえる。

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季節問わずスープや鍋などの煮込み料理を出す頻度が高いわが家です。
特に今年はル・クルーゼのココットジャポネーズという,浅めの鍋をプレゼントにいただき,
それで鍋料理が楽しくなったことをいいことに,鍋料理の頻度が昨年に比べ高くなりました。

鍋料理ですと,野菜が多く摂れますし,肉・魚とも調理するので栄養バランスも期待が持てます。
スープにこだわって最後のしめの料理まで味わうこともできますし,
逆にスープをシンプルにして,つけだれを複数用意してこだわることもできます。

私がよく作るのは「トマト鍋」です。ここではだしは取らずに,食材の旨味でお鍋をいただきます。
用意するのはトマト,鶏肉,玉ねぎ,ズッキーニ,ピーマン,きのこを数種類です。
きのこを数種類用意するのは,以前料理本を読んだ時に,
きのこ一種類よりも複数あったほうが旨味がより出やすいとあったので,それを参考にしました。
野菜もトマト以外,決まったものを入れる必要がなく,その日の冷蔵庫にあるものでもよいです。

食材を食べやすい大きさに切り,鍋に入れていきます。
その後は水を1カップと塩少々を入れ,火にかけます。
その際,熱が加わることで食材から旨味が引き出されますので,スープの素は一切入れません。
具材に火が通ったら,完成です。

簡単においしく野菜の旨味をいただき,野菜や肉そのものを楽しむことができる一品です。

こんな飯は?