牛丼業界は、BSE問題で一時牛丼が提供できない時期があってから、順位が入れ替わったり値段が変わったりメニュー構成が変化したり、いろいろと変化を遂げてきました。
おそらくこのBSE問題がなければ、牛丼業界は、昔のようにただ安くてうまい牛丼だけを提供する店だけだったことでしょう。
そこで、牛丼業界ではトップ3のすき家、吉野家、松屋に絞って、どんな特徴があってどういう使い方がいいのか、自分なりに勝手ではありますが考えてみようと思います。
まず業界1位と言われているすき家、多彩な牛丼メニューが目をひきます。普通の牛丼の他に、ネギが乗っかったものや、チーズが乗ったものや、野菜が乗ったものや、挙句の果てには焼きそばが乗ったものまで、実に様々な牛丼を提供しています。もちろん牛丼のみならず、カレーや他の丼もの、定食ものも数多くそろっています。私の場合、すき家は普通の牛丼でない、ちょっと変わった牛丼を食べるときに行くことにしています。変わった味の牛丼はここでしか味わえないので、一度は食べたい期間限定物の牛丼などの変わり種があるときはすき家を選びます。
すき家に抜かれたと言われて久しい吉野家ですが、すき家に比べると、やはり牛丼の老舗だけあって、王道の牛丼で勝負という姿勢がメニューにも現れています。
価格が他の2点と同じになったこともあり、純粋に並盛では味の勝負となるのですが、牛丼の味となるとやはり一番は吉野家である、と食べるたびに思ってしまいます。純粋に牛丼を味わいたいなら吉野家を選びます。
最後の松屋ですが、こちらは昔は牛めしで売っているイメージだったのですが、今では牛めしももちろんあるものの、鉄板焼きものの定食やハンバーグなどにも力を入れており、牛丼店というよりは、男が1人でも入りやすいファミレスチックなメニューの店という感じに変化を遂げた印象です。定食を頼むのであれば、おそらく一番多彩な松屋を選びます。
牛丼業界に属するトップ3も、実はよく見ると3社3様、全然違うことが分かります。それぞれお客様がうまく使い分けて、共存共栄できるような業界になってくれるといいなと思います。
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