中国の本場のエビチリは、日本のエビチリとは全くの別物。そもそもエビチリという名前でもなかったのです。

BYtBbXuCEAAYy19
私は中華料理が好きで、家でも作ってよく食べるのですが、中でもエビチリが大の好物です。
元々は私の彼氏がエビチリが大好きで、作ってあげるようになったのがきっかけでした。
ですが、私はそれまであまりおいしいエビチリを食べた事がなく、スーパーで売っているようなお惣菜のエビチリも、やけに酸っぱさが際立って口に合わなかったので、自分で作ってみる事にしたのです。

そこでエビチリの作り方をインターネットで調べてみると、なんと、中国の本場のエビチリは、日本のエビチリとは全くの別物という事が分かりました。乾焼蝦仁(カンシャオシャーレン)というものが中国のエビチリの起源であり、そもそもエビチリという名前でもなかったのです。まぁ、中国語なので当然なのですけどね(笑)

この本場のエビチリこと乾焼蝦仁は、豆板醤をメインに使ったとても辛いもので日本人の口には馴染まないものらしく、それを日本人向けに辛さを調節してアレンジしたものが日本のエビチリなんですね。日本のエビチリには豆板醤のかわりにトマトケチャップが使われていました。これが妙な酸っぱさのもとだったのですね。

様々なエビチリレシピを調べてみたのですが、やはりどれもトマトケチャップが使われています。そこで、数あるエビチリレシピの中でも一番美味しそうに見えた日本人の中華料理人のレシピを参考に作ってみました。こちらのレシピもトマトケチャップは入っていたものの、とても本格的な仕上がりになりました。

ニンニクやショウガ、またネギ油の使用が味の決め手になったようです。作業工程は、エビの下処理から、卵白で衣を付けて油で揚げる箇所もあり、エビチリの奥深さを知るところとなりました。作るのに1時間くらいかかってしまうのですが、彼氏の喜ぶ顔が見たくて、我が家の定番料理となりました(笑)

こんな飯は?