レバ刺しの思い出。もう簡単には食べれなくなってしまった。あのもつ煮や焼き鳥は健在。

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私がもう一度食べたいのものと言えばそれは「レバ刺し」です。
今から30年近く前のことです。

その当時私は新宿で働くOLでした。
会社近くの焼き鳥屋がいつも気になっていました。

というのも、通勤途中にあったその店は夜になるとサラリーマンでいっぱいになっていたからです。
気にはなっていたものの、さすがに20代のOLが一人で入れるような店ではなく、
同期の男子を誘って行くことになりました。
取り敢えず乾杯のビールに始まり、焼き鳥を適当に頼みました。

店内のおすすめメニューにあった「レバ刺し」にみんな注目。
試しに注文してみると出てきたのは新鮮なレバーのスライス。
薬味におろし生姜とおろしにんにくが添えてありました。
一人ひと切れずつ、恐る恐る食べてみました。
「うまい」みんながそう思いました。
そして、甘い 新鮮だから臭みもない。

それからというもの、週に一度はその店に行き、必ずレバ刺しを注文することが、私たちの定番になりました。
でも、醤油におろしにんにくで食べるレバ刺しは口臭が半端なかったです。
帰りの電車ではいつもハンカチで口を抑えていました。

狂牛病や鳥インフルエンザと次々に食べ物に関する色々な事件があり、今ではレバ刺しを食べる事が出来なくなっていまいました。
もし、できることならもう一度レバ刺しを食べてみたいと思います。

先日、かつての仕事仲間だった友人と飲む機会があり、約30年ぶりにその店に行って来ました。
お店は改装して綺麗になりましたが、昔食べたモツ煮込みや焼き鳥は今も健在。
ただ、レバ刺しだけは残念ながらありませんでした。

こんな飯は?